社員の通勤の負担軽減や人件費削減など様々な理由により、全社員を対象としたテレワーク化を進めるIT企業は都市部を中心に増加の傾向にあります。
特に、業界大手の企業の中には、システムやアプリの開発やセキュリティ対策、ネットワーク管理といった専門性が高い作業の大半をテレワークで対応しているところも少なくありません。
個々のエンジニアが自信を持ってテレワークをこなせるようにするには、社員の早い段階でキャリアやスキルを考慮しながらオンライン研修の導入を検討することが大切です。
たとえば、若手の社員の数が多い企業の中には、自宅に居ながらプログラミングや情報セキュリティ、アルゴリズムなどの基礎から学べるオンライン研修の実施を目指しているところもあります。
また、オンライン研修を通じて高い教育効果を得るには、人事や各部門の責任者と話し合って、毎日の業務に役立つ研修用の専用のツールの選定作業を行うことが重要となります。テレワーク中の社員のオンライン研修に適したツールには様々な種類がありますが、研修の実施に掛かるコストを少しでも安く抑えたい場合には、同業他社の研修の事例をチェックしたり、研修の計画を立てる段階で評判が良いツールを担当者が試したりすることが有効です。
なお、オンライン研修を意義のあるものにするには、定期的に上司や先輩社員が中心となり若手社員の作業のフィードバックを行うことや、日々の仕事上の悩み相談に乗ったりすることが大事です。